事業所紹介
国内で唯一、ボーイング社から大型航空機中央翼の製造を受託しているSUBARU航空宇宙カンパニー。
その拠点工場である半田工場は、「ボーイング777」「ボーイング787」用中央翼、そして開発中の新型機「ボーイング777X」の中央翼に加え、防衛省の「固定翼哨戒機(P-1)」、および「輸送機(C-2)」も含めた、5機種の大型航空機中央翼を専用ラインにて製造しています。
【航空宇宙カンパニー 事業別概況】
https://www.subaru.co.jp/outline/about/aerospace/
航空機の機体における要石となる部位を開発・製造
<航空機の機体における要石となる部位を開発・製造>
中央翼とは、航空機の左右の主翼と胴体をつなぎ荷重を支えながら、燃料タンクとしても機能する、機体の要となるパーツです。
航空機の中でもっとも力がかかり、さらに胴体と主翼の接合部分でもあり、中身は燃料タンクという高水密・高強度が求められる非常に難しい部分。その高い品質を認められボーイング・サプライヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
<稼働開始から30年。累計出荷数は3,000機以上。>
半田工場は、「ボーイング777」中央翼の専用工場として1993年に稼働開始。以来30年にわたり「ボーイング787」、「ボーイング777X」など5機種の大型航空機中央翼を製造・出荷、中央翼の累計出荷機数は3,000機を超えました。
「ボーイング777」はアメリカのボーイング社が開発する大型の双発ジェット機。2019年からは日本の政府専用機としても使用されています。「ボーイング787」は機体に炭素繊維複合材を多用し、燃費性能の高さが特徴の中型機。初号機は2011年にANAに引き渡されました。
半田工場で製造された中央翼は、「B747 LCFドリームリフター」に搭載され、中部国際空港からアメリカのボーイング社チャールストン工場やエバレット工場に運ばれ、組み立てが行われます。
さらに自社技術に磨きをかけ、
世界的に存在感のある航空機メーカーへ
<さらに自社技術に磨きをかけ、世界的に存在感のある航空機メーカーへ>
SUBARU航空宇宙カンパニーは今後も品質と安全を第一として自社技術に磨きをかけ、航空機コンポーネントの開発・製造に加え、整備・教育といったトータルサポートを含めた航空機システムをお客様に提供していきます。
さらに世界的に存在感のある航空機メーカーへの発展を目指し、常に新たな分野に積極的に挑戦をしていきます。