事業所紹介
1895年の創業から130年の歴史を持ち、橋梁・鉄骨、その他鋼構造物の設計から製作・架設まで一貫した施工を行う専業メーカーとして、時代とともに成長を続ける瀧上工業。最近は半田市福祉文化会館の愛称が「瀧上工業雁宿ホール」となり、社名に接する機会が増えました。ネーミングライツパートナーとしても、地元半田市の財政運営に貢献している企業です。
橋梁の瀧上として自信を深めた本州四国連絡橋プロジェクト
名古屋市内で創業した当初は鍛冶屋。現在の名古屋市堀川沿いに「鍛冶定」の名で鍛冶屋を創業、建築部品となるボルトやナットの製造を始めました。時代とともに成長と変革を繰り返し、現在では「橋梁」「鉄骨・鉄構」「保全」の3つを柱に、設計から製作・架設までを一貫して手がける総合エンジニアリング企業となりました。
瀧上工業が初めて橋を架けたのが1947年。中でも転機となったのが1980年代~90年代に取り組んだ「本州四国連絡橋」です。本州と四国を結ぶという壮大な国家プロジェクトの一員として、最新技術を駆使し、数々の試練を乗り越えて成し遂げました。この事業の成功が当社にとって大きな自信と財産になりました。
培った技術とノウハウにより、ビッグプロジェクトから地域に密着した街を支える橋梁まで、規模の大小に関わらず社会基盤を支えています。
本社を半田工場に集約したのは2012年。地域に根ざしながら、東京・大阪支店に加えて、全国9ヶ所の営業所、瀧上グループのネットワークをフルに活かして全国でさまざまなプロジェクトに参画しています。
発電所鉄骨など特殊なカテゴリーで強みを発揮
半田市の本社工場では、鋼橋や高層ビル・火力発電所などの鉄骨および特殊な鋼構造物を手がけています。中でも「発電所鉄骨」という特殊なカテゴリーを最も得意としています。主に「建屋」と呼ばれるタービンや原子炉を格納する施設の構造物を製造、特に火力発電所鉄骨においては、業界トップクラスのシェアを誇っています。
発電所の他にも官公庁のビルや超高層ビルなど「一般ビル鉄骨」、企業の工場を手掛ける「工場建屋鉄骨」、ドームやスタジアム、五重塔などの特殊な建築物を手掛ける「特殊建築鉄骨」などを手掛けています。
また、近年のインフラの老朽化問題をうけ、新設橋梁で培ってきたノウハウを生かし、橋梁が「より永く」「より安全に」供用されていくために橋を守る保全事業についても重要な使命と考え、事業化しています。
総合エンジニアリングのノウハウを結集し、人々が安心して暮らせるインフラづくりに貢献していきます。